これこそが鉄のフライパンだよ

鉄のフライパン

使いこなせば料理がとてもおいしくなる鉄のフライパン。

テフロン（フッ素樹脂）と違って高温で使っても悪くならなくて丈夫。手入れがちょっと面倒なんですが半永久的に使えるし鉄パン特有の手間も慣れれば気にならないと思います。

そもそもそれほどの手間ではない。

使い始める前に空焼きというのをしなくちゃいけないのがちょっと面倒。（空焼き不要の物もあります）

底の厚さは１ｍｍ～４ｍｍくらい。

底の薄いのは熱がすぐ伝わるので表面だけ焦げやすい。素材の細かい野菜炒めに良いらしい。

逆に底の厚いのはじっくり芯まで火が通りやすく表面は焦げにくく保温力がある。餃子やステーキなどの厚い肉向き。

　　メリット

半永久的に使える。サビ付いたり焦げ付きして滑りが悪くなってもちょっと大変だけど自分で※再生可能。
高温でも使える。高温で料理したい肉や野菜炒めに便利。（一般家庭にそれほど高温にできるガスコンロが無いかもしれません、温度センサーが勝手に働くコンロもあるから）
丈夫。スチールたわしで洗っても物によっては？大丈夫。でも、あんまり強くやると空焼きでできた膜がキズ付きそう。
※再生方法：焦げ付きを高温（出来れば直接コゲに強火を当てた方がいい）で完全に焼く（煙が出なくなるまで）。スチールたわしで磨く。更に100番位の紙やすりで地金が見えるまで磨く。再生部分を買った時のように空焼きと油ならしする。空焼き不要のタイプはこの再生作業はやってはいけないかもしれません。確認要。

　　デメリット

基本重い。
サビる。ちゃんと手入れしてれば大丈夫。※常に乾いてて油が塗ってあれば大丈夫
ノンオイル調理には向かない。ノンオイルだとこびり付く。

　　注意点

フライパンを振るには力の弱い人なら８００ｇ超えたらきつそう。1.3ｋｇ超えたら無理。2ｋｇ超えたら力の強い人でも大変そうです。置いて使うつもりならいいんですが。
IHで使えない物もある。使える物でも振っては使えない。
直径の大きい物はIHでは底面が均等に温まらない事もあるらしい。
直径の小さい物はIHでは反応しない事があるらしい。
IHではフライパンの底が薄いと変形することもある。２ｍｍ位あれば大丈夫らしい。
温度が高くなると自動的に温度が下がるガスコンロだとうまく空焼きできない場合もある。
サビ止めの為にシリコン樹脂塗装してある物は焼き切る必要がない。
トマトソースなどの酸の強い具材の調理は短時間で済まさないとフライパン表面の油の膜が取れてしまう。それ用の別鍋を使った方がいい。

Contents

1 購入直後の手入れ
2 使い方
3 片づけ方
4 あまり高くなくて評判が良いフライパン。

購入直後の手入れ

説明書があると思うので必ず見たほうがいいです。無ければ以下の手順で新品のフライパンに施してある防サビ加工を取り除くために空焼きして油ならしする。※油ならし不要の物もあるので注意。

　手順

換気扇をつける、または窓を開けて充分に換気する。
付いていたらフライパン両面のフィルムをはがしフライパンを洗剤で洗いキッチンペーパーで拭き乾かす。
空焼き：フライパンを高温で全体的にまだら模様に青っぽくなるまで最初は中火で温まったら強火で焼く。（最初から強火だと変形するかも）横にしたりしてフライパンのフチも焼きます。持ち手が鉄で熱くて持てない場合、乾いたタオルなど巻く（火が付かないように注意）。サイズにもよりますが30分位かかりそうです。（火力が弱く直径が30センチ以上あるフライパンなら1時間以上かかるかもしれません）中途半端に空焼きすると焦げ付くなど失敗するのでしっかり焼きましょう。まず目安として中心部の色が変わらなくなってから、フチをその色になるまで焼いていけば良いです。※コンロのセンサーのせいで火が弱くなっちゃう場合はカセットコンロを使うかガスバーナーでもあればそれを使うか、誰かに借りる。
空焼きが終わったらゆっくり冷ます（変形防止の為）。冷めたらフライパンをお湯で洗剤を使って洗って乾かす。
油ならし：中火にかけて熱くなってきたら油をオタマ一杯くらい入れる。小さいフライパンならもっと少なくていいかも。フチのほうまで菜箸でキッチンペーパーなどを使い油を塗る。煙が出るまで良く熱して終わったら油を再利用するか捨てるかする。サビ防止で裏面にも油を薄くぬる。

使い方

フライパンを中火で熱する。けっこう熱く煙が出るまで。
油をひいて少し冷ます。（フライパンの温度は１２０℃から１８０℃を維持するのが良いらしい、それ以下でも以上でも焦げ付きやすくなるようなので冷凍物は解凍しておき液体を入れる時は出来るだけ高温にしてから。）
焦げ付きそうなら物によっては菜箸などでかき回す。

片づけ方

熱いうちに水（湯）でたわしなど硬くない物で洗う。ゴシゴシ洗う必要はないです。スチールたわしを使ってる人もいるらしいが、傷ついて空焼きした時にできた膜がキズつくと良くないらしい。洗剤は付けないで洗う。付けるとせっかく表面にある油が取れてしまう。
ペーパータオルである程度水を拭きとる。拭かなくてもいいが火にかけて水分を完全に飛ばす。
薄く内側と外側に油を塗って片づける。※サビに強い物はしなくても大丈夫。